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依頼を安定して受けられているクリエイターに共通しているのは、リピートしてくれる依頼者が多いことです。
新しい依頼者を探すには、SNSでの発信やポートフォリオの更新など、たくさんの時間がかかります。一方、一度依頼してくれた人は、すでにあなたの作品を気に入っていて、依頼の流れも知っています。リピート依頼は、あなたにとっても依頼者にとっても負担の少ない仕事なのです。
この記事では、「またこの人に頼みたい」と思ってもらうための7つの習慣を紹介します。
- 問い合わせを受けたら1. 最初の返信を早く、わかりやすく
- 制作に入る前に2. 「次に何が起きるか」を先に伝える
- 制作中3. 遅れそうなときは、早めに、正直に/4. 修正の希望は「言葉にして」確認する
- 納品したあと5. 納品で終わらせず、ひと言フォローする
- 次の依頼に向けて6. 依頼者のことを記録しておく/7. リピーター向けの「ちょっとうれしい」を用意する
1. 最初の返信を早く、わかりやすく
依頼者が最初に不安を感じるのは「ちゃんと返事が来るかな」という点です。問い合わせへの返信は、できれば24時間以内、遅くとも2〜3日以内に送りましょう。すぐに詳しく答えられない場合でも、
お問い合わせありがとうございます。内容を確認して、○日までにお返事いたします。
と一言送るだけで、相手は安心します。返信のテンプレートはイラスト・制作依頼の受け方で紹介しています。
2. 「次に何が起きるか」を先に伝える
依頼者は、制作の流れを知らないことがほとんどです。「次はいつ、何をお送りするか」「依頼者に何をお願いしたいか」を、やりとりのたびに伝えましょう。
ラフは○月○日ごろにお送りします。ご確認いただき、修正のご希望があれば○日以内にお知らせください。
見通しがわかることは、依頼者にとって大きな安心材料です。
3. 遅れそうなときは、早めに、正直に
体調不良や他の仕事の都合で、納期に間に合わなくなることもあります。大切なのは、遅れるとわかった時点ですぐに連絡することです。
大変申し訳ありません。○○のため、納品が○日ほど遅れる見込みです。○月○日には必ずお送りいたします。
納期の直前や、過ぎてから連絡するのがいちばん信頼を損ないます。早めの連絡なら、多くの依頼者は事情をくみ取ってくれます。
4. 修正の希望は「言葉にして」確認する
修正の依頼は、ときにあいまいです。「もう少し明るく」が、色のことなのか、表情のことなのか……。わからないまま直すと、何度も修正が発生してしまいます。
「もう少し明るく」とのことですが、①背景の色を明るくする、②表情を笑顔に寄せる、のどちらのイメージでしょうか?
選択肢を出して確認すると、依頼者も答えやすく、修正の回数も減ります。修正回数のルールは依頼の契約・利用規約で決めておくべきことを参考にしてください。
5. 納品で終わらせず、ひと言フォローする
納品して入金を確認したら、それで終わり……ではなく、少し時間をおいてフォローしてみましょう。
- 依頼者が作品を公開したら、お礼とともにシェアする
- 「使ってみていかがでしたか?」と感想を聞く
- 季節のイベント(誕生日・周年・年末年始など)の前に、受付状況を案内する
その節はありがとうございました!アイコンを使っていただいているのを拝見して、とてもうれしかったです。 来月から年末の受付を始めますので、またご用命があればお気軽にお声がけください。
売り込みではなく、「覚えていますよ」というメッセージとして送るのがポイントです。
6. 依頼者のことを記録しておく
2回目の依頼で「前回と同じキャラクターで」と言われたとき、前回の条件や好みをすぐに思い出せると、依頼者は「この人に頼んでよかった」と感じます。
依頼者ごとに、次のような情報を残しておきましょう。
- 連絡先(メール、SNSのアカウント)
- 過去の依頼内容と金額
- 好みや注意点(「目のハイライトは多めが好き」「納品はPNGとPSDの両方」など)
- 使ってよい範囲などの条件
- 誕生日や活動の記念日(VTuberや配信者の場合)
7. リピーター向けの「ちょっとうれしい」を用意する
- 2回目以降の依頼は、優先して受付する
- 同じキャラクターの追加依頼(表情差分など)は、設定画の確認を省いて早く進める
- 受付開始の情報を、SNSで告知する前に先にお知らせする
値引きをする必要はありません。**「手間が少ない」「早い」「先に知れる」**といった特典のほうが、あなたの負担も少なく、依頼者にも喜ばれます。
リピートしてくれる人を「見える化」しよう
依頼が増えてくると、「誰が何回依頼してくれたか」「最後に依頼をもらったのはいつか」がわからなくなります。依頼者ごとの取引の記録があれば、
- 長く応援してくれている人に、きちんとお礼ができる
- しばらく依頼がない人に、受付の案内を送れる
- 自分の活動を支えてくれているのがどんな人かがわかる
といったことができるようになります。
Citrushub CRM では、依頼者ごとに過去の案件と取引の合計(入金済みの金額)を表示できます。依頼者のメモに好みや注意点を残しておけば、次の依頼のときにすぐに確認できます。Citrushub Siteの問い合わせや、Citrushub Storeでの購入は、メールアドレスで同じ依頼者として自動でまとめられるので、同じ人の記録がばらばらになりません。
案件管理の全体像はフリーランスクリエイターの案件管理入門で紹介しています。
まとめ
- リピート依頼は、あなたにも依頼者にも負担が少ない仕事
- 返信は早く、次の流れを先に伝え、遅れは早めに連絡する
- 修正の希望は選択肢を出して確認する
- 納品後もひと言フォローし、依頼者のことを記録しておく
- リピーター向けの特典は、値引きより「早い・手間が少ない・先に知れる」
一度つながった縁を大切にすることが、長く活動を続けるいちばんの近道です。

