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お仕事・お金

フリーランスクリエイターの案件管理入門|依頼・納期・入金を見失わないための仕組みづくり

目次
  1. 案件管理とは「1件の仕事を、受けてからお金になるまで追いかけること」
  2. 案件管理で記録しておきたい項目
  3. 工程は「お金になるまで」の5段階で分ける
  4. 毎日・毎週・毎月のチェックを習慣にする
  5. 案件管理のツールの選び方
  6. 依頼の窓口を1つにまとめると、管理はもっと楽になる
  7. Citrushubで、依頼の受付から入金までをひとつの流れに
  8. まとめ

依頼を受け始めたばかりのころは、頭の中やDMの履歴だけでもなんとかなります。けれど、依頼が月に5件、10件と増えてくると、こんなことが起き始めます。

  • 「あの依頼、納期いつだったっけ?」
  • 「先月納品した案件、入金されてたかな……」
  • 「修正は2回までって伝えてたはず……どこに書いたっけ」
  • 「今月、いくら稼げたんだろう」

これらはすべて、案件の情報があちこちに散らばっていることが原因です。この記事では、個人クリエイターが依頼を見失わないための「案件管理」の基本を解説します。

案件管理とは「1件の仕事を、受けてからお金になるまで追いかけること」

案件管理というと難しそうに聞こえますが、やることはシンプルです。

1件の依頼(案件)ごとに、「今どの段階か」「いつまでに何をするか」「いくらで、いつ入金されるか」を1か所で把握すること。

これができていれば、納期の見落としや入金の確認漏れはほとんど防げます。

案件管理で記録しておきたい項目

項目 なぜ必要か
案件名 「○○さん アイコン」など、ひと目で何の仕事かわかるように
依頼者 名前・会社名・連絡先。リピートしてくれたときにも役立つ
依頼元 DM、メール、依頼サイト、公式サイト、紹介など。どこから依頼が来ているかがわかる
金額 税込・税抜のどちらかに統一して記録する
工程(ステータス) 今どの段階か(次の章で説明)
納期 中間の締め切り(ラフ提出など)もあれば記録
支払期日 後払いの場合は必須。入金確認の基準になる
条件のメモ 修正回数、利用範囲、クレジット表記、実績公開の可否など
やりとりの履歴 いつ何を合意したか。トラブル時の証拠にもなる

すべてを最初から完璧に記録する必要はありません。まずは案件名・依頼者・金額・工程・納期・支払期日の6つから始めましょう。

工程は「お金になるまで」の5段階で分ける

案件の工程は、細かく分けすぎると更新が面倒になります。おすすめは、依頼を受けてからお金になるまでを次の5段階で分ける方法です。

工程 意味 この段階でやること
相談中 問い合わせを受けて、内容を確認している ヒアリング、受けるかどうかの判断
見積中 金額・納期を伝えて、返事を待っている 見積もりの提示、返事がなければ確認
制作中 受注して制作している 制作、途中確認、納期の管理
納品済み 納品して、入金を待っている 請求書の送付、支払期日の確認
入金済み 入金を確認した(完了) お礼、実績の公開、記録

このほかに、受注しなかった・取りやめになった案件を「見送り」として残しておくと、あとで「なぜ受注できなかったか」を振り返れます。

ポイントは、「納品済み」と「入金済み」を分けることです。納品した時点で「終わった」と思ってしまうと、入金の確認が抜けてしまいます。「納品済み」の列に残っている案件は、すべて「お金をまだ受け取っていない案件」です。

各段階の詳しいやり方は、次の記事で解説しています。

毎日・毎週・毎月のチェックを習慣にする

管理の仕組みを作っても、見なければ意味がありません。次のタイミングで確認する習慣をつけましょう。

確認する習慣(毎日・毎週・毎月)

毎日作業を始める前に1分

  • 今日が締め切りのもの、期限を過ぎているものはないか
  • 新しい問い合わせに返信したか

毎週週のはじめに5分

  • 今週の納期と、作業の予定
  • 見積もりを出したまま返事のない案件に、確認の連絡をするか
  • 新しい依頼を受けられる余裕があるか

毎月月末・月初に15分

  • 支払期日を過ぎても入金されていない案件はないか
  • 今月の受注額・入金額はいくらか
  • 経費のレシートを整理したか(確定申告で経費にできるもの)

案件管理のツールの選び方

方法 向いている人 気をつけたいこと
メモ帳・手帳 依頼が月に数件まで 金額の集計や期限の確認は手作業になる
スプレッドシート 表を自分で作れる人。依頼が月10件程度まで 入力の手間と、期限切れに気づく仕組みを自分で作る必要がある
タスク管理・ノートアプリ すでに使い慣れている人 売上の集計や依頼者ごとの履歴の管理には向かないことも
案件管理(CRM)ツール 依頼が増えてきた人、個人と企業の依頼が並行している人 自分の仕事の流れに合うものを選ぶ

スプレッドシートで管理するときのコツと限界は、案件管理をスプレッドシートで続ける限界と、ツールに移るタイミングで詳しく紹介しています。Notion・Trello・board・Misoca などの料金や機能の違いは、案件管理ツールの比較で比べています。

ツールを選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 工程の名前が自分の仕事の流れに合っているか(営業向けの用語ばかりだと使いにくい)
  • 期限切れを自動で知らせてくれるか
  • スマホでも確認・更新できるか
  • 売上(受注額・入金額)を自動で集計してくれるか
  • 依頼の窓口(問い合わせフォームなど)とつながっているか

依頼の窓口を1つにまとめると、管理はもっと楽になる

案件管理でいちばん手間がかかるのは、実は「記録すること」そのものです。SNSのDM、メール、依頼サイトから届いた依頼を、毎回手で書き写すのは面倒ですし、書き写し忘れも起こります。

そこでおすすめなのが、依頼の窓口をできるだけ1つにまとめることです。たとえば公式サイトに依頼フォームを置き、「ご依頼はこちらのフォームから」と案内すれば、依頼内容を聞き漏らすことも減ります。

Citrushubで、依頼の受付から入金までをひとつの流れに

Citrushub CRM は、クリエイターの依頼管理のために作った案件管理ツールです。

  • 工程ボード:「相談中 → 見積中 → 制作中 → 納品済み → 入金済み」の列に案件を並べ、ボタンひとつで次の工程へ進められます。各列には件数と金額の合計が表示されます
  • 要対応のお知らせ:納期や支払期日を過ぎた案件、期限が来た「やること」を、ダッシュボードの最初の画面に表示します
  • 売上の自動集計:今月の受注額・入金額、入金待ちの金額、直近6か月の推移を自動で集計します
  • 履歴の自動記録:案件の作成や工程の変更、金額の変更を自動で記録。メモも残せます
  • PR・タイアップ案件にも対応:企業案件の投稿予定日、掲載URL、PR表記の確認も管理できます

Citrushub Site で作った公式サイトのお問い合わせフォームに届いた依頼は、自動で「相談中」の案件として登録されます。Citrushub Store で依頼の受付枠が購入されたときも、先払い済みの「制作中」の案件として自動で登録されます。手で書き写す必要はありません。

進行中の案件20件までは無料で使えます。

まとめ

  • 案件管理は「1件の依頼を、受けてからお金になるまで追いかけること」
  • まずは案件名・依頼者・金額・工程・納期・支払期日の6項目から
  • 工程は「相談中・見積中・制作中・納品済み・入金済み」の5段階。納品と入金を分けるのがポイント
  • 毎日・毎週・毎月の確認を習慣にする
  • 依頼の窓口を1つにまとめると、記録の手間と漏れが減る

依頼が増えるのはうれしいこと。仕組みを整えて、作品づくりに集中できる時間を増やしていきましょう。

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