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案件管理ツール比較|フリーランス・クリエイター向けにNotion・Trello・board・Misocaの違いを解説【2026年版】

目次
  1. 案件管理ツールは3つのタイプに分かれる
  2. 6ツールの比較表
  3. 1. Googleスプレッドシート
  4. 2. Notion(ノーション)
  5. 3. Trello(トレロ)
  6. 4. board(ボード)
  7. 5. Misoca(ミソカ)
  8. 6. Citrushub CRM(シトラスハブ CRM)
  9. 目的別の選び方
  10. おすすめは「管理」と「書類」の組み合わせ
  11. よくある質問
  12. まとめ
  13. 参考資料

依頼が増えてくると、「どの依頼がどこまで進んでいるか」「入金はもう確認したか」を頭だけで覚えておくのは大変です。そこで必要になるのが案件管理の仕組みですが、スプレッドシート・Notion・Trello・請求書ソフト……と選択肢が多く、どれを使えばいいか迷いますよね。

この記事では、個人で依頼を受けるクリエイター・フリーランスがよく使う6つのツールを、料金・工程の見える化・期限のお知らせ・見積書と請求書・売上の集計で比べます。

この記事について この記事は、比較対象のひとつである Citrushub CRM を運営する BlueCitrus が書いています。ほかのツールも同じ基準で比べ、Citrushub CRM についても苦手なこと(見積書・請求書を作れないことなど)を書きました。料金・機能は 2026年10月17日時点で各ツールの公式の料金ページで確認した内容です。改定されることがあるため、使う前に必ず公式の最新情報を確認してください。

案件管理ツールは3つのタイプに分かれる

案件管理に使えるツールの3つのタイプ

自分で作るタイプスプレッドシート・Notion・Trello

  • 無料から使える
  • 項目や見た目を自由に決められる
  • 仕組みは自分で作り、自分で更新する

書類から管理するタイプboard・Misoca

  • 見積書・請求書をきれいに作れる
  • 取引先に出す書類の形式が整っている
  • 制作の進み具合の管理は得意ではない

依頼の流れを管理するタイプCitrushub CRM

  • 相談〜入金の工程が最初から用意されている
  • 期限切れ・入金待ちを自動で知らせる
  • 見積書・請求書は作れない

6ツールの比較表

Googleスプレッドシート Notion Trello board Misoca Citrushub CRM
無料プラン ◎ ◎ ◎ ボード10枚まで × 30日の無料お試し ◎ 請求書は月10通まで ○ 進行中の案件20件まで
有料プランの最安 - プラス 月1,650円(年払い)・2,000円(月払い)。消費税は別 Standard 月5ドル(年払い)・6ドル(月払い) Personal 月1,200円(税抜) プラン15 年8,800円(税抜) 個人向けは準備中
工程の見える化(ボード) △ 表で管理 ○ 自分で作る ◎ ボードが基本 - - ◎ 相談中〜入金済みの6工程
期限切れのお知らせ △ 条件付き書式で色を付ける ○ 自分で設定 ○ 期限を設定 - - ◎ 最初の画面に「要対応」
見積書・請求書 △ テンプレートで自作 △ テンプレートで自作 × ◎ 案件ごとに作成 ◎ × 未対応
売上の集計 ○ 数式で作る ○ 自分で作る △ ◎ ○ ◎ 受注額・入金額・入金待ちを自動集計
依頼の自動取り込み △ Googleフォームと組み合わせ ○ フォーム △ メールなどから取り込み - - ◎ Citrushub Site・Store から自動
自由度 ◎ ◎ ○ △ △ △ 項目は決まっている

記号の見方:◎ 得意・十分に使える / ○ 対応している / △ 一部対応・工夫が必要 / × 対応していない / - 今回確認した公式の料金ページに記載がない

ここからは、1つずつ特徴を見ていきます。

1. Googleスプレッドシート

Googleアカウントがあれば無料で使える、いちばん身近な管理方法です。

項目 内容
料金 無料
得意なこと 列・項目を自由に決められる。プルダウン・条件付き書式・SUMIFS などで、工程の管理や月ごとの集計も作れる。Googleフォームと組み合わせれば、依頼フォームの回答を自動で表に追加できる

ここが惜しい

  • 開かないと期限切れに気づけない。誰かが知らせてくれる仕組みはない
  • スマホで細かいセルを編集するのは大変
  • 依頼が増えるほど、行が増えて見通しが悪くなる

作り方と限界はスプレッドシートでの案件管理の限界で詳しく解説しています。

2. Notion(ノーション)

データベース・ボード・カレンダーを組み合わせて、自分専用の管理画面を作れるツールです。

項目 内容
料金 フリー 0円。プラスは1人あたり月1,650円(年払い)・月2,000円(月払い)。日本の消費税は別
得意なこと 同じデータを表・ボード・カレンダーで見られる。案件のデータベースに、依頼者・やること・メモをつなげられる。フリープランでもフォームが使える
フリープランの制限 アップロードできるファイルは1つ5MBまで、ページの履歴は7日、チャートは1つまで

ここが惜しい

  • 自由度が高いぶん、最初の仕組み作りに時間がかかる。テンプレートを使っても、自分の仕事に合わせて直す手間はある
  • 集計や期限のお知らせは自分で設定する。設定を間違えると気づけない
  • 機能が多く、案件管理以外のメモなども増えて散らかりがち

3. Trello(トレロ)

カード(付せん)を列から列へ動かすだけの、わかりやすいボード型ツールです。

項目 内容
料金 Free 0ドル(ボードは1つのワークスペースで10枚まで)。Standard は1人あたり月5ドル(年払い)・月6ドル(月払い)
得意なこと 「相談中」「制作中」「納品済み」のような列を作り、案件のカードを動かすだけで進み具合がひと目でわかる。期限・チェックリストを付けられる。スマホアプリあり
その他 メールなどから To Do をすばやく取り込める

ここが惜しい

  • 金額の合計や、月ごとの売上の集計は苦手
  • 見積書・請求書は作れない
  • 料金はドル建て

4. board(ボード)

見積書・請求書を「案件ごと」に作って管理する、中小企業・個人事業主向けのクラウドサービスです。

項目 内容
料金 Personal 月1,200円(税抜・1人)。Basic 月2,400円(税抜・3人まで)など。30日間の無料お試しあり
得意なこと 案件(受注)の単位で見積書・請求書などの書類をまとめられる。売上の見込みや案件ごとの損益を把握しやすい。会計ソフトとの連携

ここが惜しい

  • 無料プランはない
  • 企業の販売管理を前提にした作りで、ファンからの小さな依頼を大量に受ける使い方には合わないことも
  • 制作の進み具合(ラフ・線画・着彩など)を管理するのは得意ではない

5. Misoca(ミソカ)

弥生が提供する、請求書作成のクラウドサービスです。

項目 内容
料金 無料プランあり(請求書は月10通まで、見積書・納品書・領収書は無制限)。プラン15は年8,800円(税抜)で、2027年3月31日までの申し込みは初年度無料のキャンペーンあり
得意なこと テンプレートと簡単な入力で、見積書・納品書・請求書・領収書を作れる。メール送付・PDFダウンロード・会計サービスとの連携

ここが惜しい

  • 書類を作るためのツールで、案件の進み具合や期限の管理には向かない
  • 無料プランでは使えない機能もある(郵送・同時利用など)

見積書・請求書の書き方は見積書の書き方とテンプレートと請求書の書き方とインボイス制度で解説しています。

6. Citrushub CRM(シトラスハブ CRM)

クリエイターの依頼を、相談から入金まで「工程」で管理するための案件管理ツールです(この記事を書いている BlueCitrus が運営しています)。

項目 内容
料金 無料(進行中の案件は20件まで)。個人向けの有料プランは準備中。Citrushub Site とセットの Business プランは月9,800円〜(税込・クリエイター5人まで)
工程 相談中 → 見積中 → 制作中 → 納品済み → 入金済み(+見送り)。ボードのカードは「次へ」1回で次の工程に進められる
得意なこと 最初の画面に、納期・支払期日を過ぎた案件、期限切れのやること、新着の依頼を「要対応」として表示。今月の受注額・入金額・入金待ちを自動で集計。工程や金額の変更は自動で履歴に残る
自動の取り込み Citrushub Site のお問い合わせフォームに届いた依頼は、自動で案件になる。Citrushub Store で売れた受付枠も案件になり、購入履歴は依頼者ごとにまとまる
PR・タイアップ案件 投稿予定日・掲載URL・PR表記の確認を記録でき、投稿予定日を過ぎたものや PR表記が未確認のものを知らせる(PR・タイアップ案件の受け方)

ここが惜しい

  • 見積書・請求書は作れません。 書類は Misoca や board など、別のツールで作る必要があります
  • 項目や工程は決まっていて、Notion のように自由に作り変えることはできない
  • メールやプッシュでの通知、CSV の取り込み・書き出しにはまだ対応していない
  • 1人で使う前提。複数人で使うには Citrushub Site とセットの Business プランが必要

目的別の選び方

依頼の数と仕事のしかたから選ぶと
  1. 依頼は月に数件。まずはお金をかけずに始めたいGoogleスプレッドシート、Trello
  2. 依頼以外のメモや作品の管理も、1か所に自分好みでまとめたいNotion
  3. 企業との取引が多く、見積書・請求書をきちんと出したいboard(案件ごとに書類をまとめる)、Misoca(無料から)
  4. 進行中の依頼が常に5件以上あり、期限切れや入金の確認もれが心配Citrushub CRM
  5. 公式サイトの依頼フォームから、依頼を自動で集めたいCitrushub CRM(+Citrushub Site)

おすすめは「管理」と「書類」の組み合わせ

1つのツールですべてをこなそうとすると、どこかに無理が出ます。個人のクリエイターなら、次のように役割で分けると続けやすくなります。

役割 使うツールの例
依頼の進み具合・期限・入金の管理 Citrushub CRM、Trello、Notion、スプレッドシート
見積書・請求書の作成 Misoca、board
確定申告・帳簿 会計ソフト

たとえば、Citrushub CRM で依頼を管理し、請求書は Misoca の無料プランで作る、という組み合わせなら、月10通までの請求書なら費用をかけずに始められます。確定申告の準備は確定申告で経費にできるものも参考にしてください。

よくある質問

依頼が月に数件でも、ツールは必要ですか?

なくても困らないことが多いです。まずはスプレッドシートやメモで十分です。ただし、進行中の依頼が常に5件以上ある、期限切れに気づくのが遅れたことがある、入金の確認を忘れたことがある——このどれかに当てはまったら、ツールを考えるタイミングです。考え方は案件管理入門で解説しています。

無料のツールだけで管理できますか?

できます。Googleスプレッドシート・Notion・Trello・Misoca・Citrushub CRM は、いずれも無料から使えます(制限あり)。依頼が増えて、無料プランの上限(Trello のボード数、Misoca の請求書の通数、Citrushub CRM の進行中の案件数など)に届いたら、有料プランを検討しましょう。

スプレッドシートから乗り換えるとき、データはどうすればいいですか?

いちど全部を移す必要はありません。進行中の案件だけ新しいツールに登録し、終わった案件はスプレッドシートに残しておくのが手軽です。Citrushub CRM は案件名と依頼者名の2つだけで登録できます。

依頼者の個人情報を管理するときの注意は?

住所・本名・メールアドレスなどは、必要なものだけを記録しましょう。共有の設定(Notion や Googleスプレッドシートの「リンクを知っている人は閲覧可」など)を間違えると、他人に見えてしまうことがあるので注意してください。

まとめ

  • 案件管理ツールは「自分で作るタイプ」「書類から管理するタイプ」「依頼の流れを管理するタイプ」に分かれる
  • 無料で手軽に始めるならスプレッドシートか Trello。自分好みに作り込むなら Notion。見積書・請求書を出すなら board か Misoca
  • 進行中の依頼が多く、期限切れや入金の確認もれを防ぎたいなら Citrushub CRM。ただし見積書・請求書は作れないので、Misoca などと組み合わせる
  • 1つで全部をこなそうとせず、管理と書類を役割で分けると続けやすい

参考資料

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