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販売・収益化

作品・グッズ販売サイト6選を比較|BOOTH・BASE・STORES・SUZURIの手数料と違い【2026年版】

目次
  1. 販売サービスは3つのタイプに分かれる
  2. 6サービスの比較表
  3. 1,000円・3,000円のデータが売れたら、手取りはいくら?
  4. 1. BOOTH(ブース)
  5. 2. SUZURI(スズリ)
  6. 3. BASE(ベイス)
  7. 4. STORES(ストアーズ)
  8. 5. Gumroad(ガムロード)
  9. 6. Citrushub Store(シトラスハブ ストア)
  10. 売りたいもの別の選び方
  11. よくある質問
  12. まとめ
  13. 参考資料

「作品やグッズをネットで売ってみたい」と思ったとき、候補になるサービスはたくさんあります。でも、データを売りたいのか、グッズを売りたいのか、在庫を持ちたくないのかによって、向いているサービスはまったく違います。

この記事では、クリエイターがよく使う6つの販売サービスを、売れるもの・発送や在庫の手間・手数料・集客・海外販売で比べます。手数料の計算をもっと詳しく知りたい人は、販売手数料の比較もあわせて読んでください。

この記事について この記事は、比較対象のひとつである Citrushub Store を運営する BlueCitrus が書いています。ほかのサービスも同じ基準で比べ、Citrushub Store についても苦手なことを書きました。手数料・機能は 2026年10月17日時点で各サービスの公式ページ・ヘルプで確認した内容です。改定されることがあるため、使う前に必ず公式の最新情報を確認してください。

販売サービスは3つのタイプに分かれる

作品・グッズを売れるサービスの3つのタイプ

マーケット型BOOTH・SUZURI など

  • サービスの中で作品を見つけてもらえる
  • 始めるのがかんたん
  • ショップの見た目や購入者とのつながりは、サービスの範囲内

ネットショップ作成型BASE・STORES

  • 自分のお店(ショップ)を作れる
  • 物販・デザイン・クーポンなど機能が多い
  • お客さんは自分で集める

直接販売型Gumroad・Citrushub Store

  • SNSや公式サイトから、商品ページに直接案内する
  • 商品ページがそのまま購入ページになる
  • 売れるものはデジタル商品などが中心

6サービスの比較表

BOOTH SUZURI BASE STORES Gumroad Citrushub Store
タイプ マーケット マーケット(グッズ制作) ネットショップ ネットショップ 直接販売 直接販売
月額 0円 0円 0円(グロースは16,580円〜) 0円(スタンダードは3,300円〜) 0円 0円
データ(ダウンロード)販売 ◎ ○ ○ Appを追加 ○ ◎ ◎
グッズ・物販(自分で発送) ◎ 匿名配送あり - ◎ ◎ - × 未対応
在庫を持たずにグッズを売る ○ pixivFACTORYと連携 ◎ 注文ごとに製造・発送 - - × ×
発送代行・倉庫 ○ BOOTH倉庫 ◎ 不要 - - × ×
依頼の受付枠 - ○ コミッション - - - ◎
サービス内の集客 ◎ ○ △ △ ○ Discover(手数料30%) ×
海外への販売 - - ○ 海外販売代行App - ◎ 税金の処理を代行 × 国内のみ

記号の見方:◎ 得意・十分に使える / ○ 対応している / △ 一部対応・工夫が必要 / × 対応していない / - 今回確認した公式ページに記載がない

1,000円・3,000円のデータが売れたら、手取りはいくら?

ダウンロード商品をクレジットカード払いで1件売ったときの手取りを計算しました(振込手数料は含みません)。

1,000円のダウンロード商品が1件売れたときの手数料
  • STORES(フリープラン)55円5.5% → 手取り945円
  • SUZURI(デジタルコンテンツ)78円5.6%+22円 → 手取り922円
  • Citrushub Store86円5%+3.6% → 手取り914円
  • BOOTH101円5.6%+45円 → 手取り899円
  • BASE(スタンダード)106円3.6%+40円+3% → 手取り894円

2026年10月時点の各社公式の手数料で、クレジットカード払いの場合を計算。Gumroadはドル建て(10%+0.5ドル)のため除いています。

販売額 STORES(フリー) SUZURI(デジタル) Citrushub Store BOOTH BASE(スタンダード)
1,000円 945円 922円 914円 899円 894円
3,000円 2,835円 2,810円 2,742円 2,787円 2,762円
  • STORES のフリープランは、PayPal・あと払い・PayPay残高・Amazon Pay・キャリア決済などで払われた場合は6.5%になります
  • BASE は、PayPay・Amazon Pay・PayPal で払われた場合、決済手数料に1%が加わります
  • 手数料の差は、1件あたり数十円〜100円ほどです。差が小さいので、手数料だけでなく「売りたいものに合っているか」で選ぶのがおすすめです

1. BOOTH(ブース)

pixiv と連携した、創作物の総合マーケットです。データ・同人誌・手作りグッズまで、クリエイターの「売りたい」をほぼ1つで扱えます。

項目 内容
料金 出店・月額0円。サービス利用料は販売額の5.6%+45円(2025年10月28日に改定)。振込時に200〜300円(税込)
売れるもの ダウンロード商品(0円の無料配布も可)、自宅から発送する物販、倉庫から発送する物販、pixivFACTORY でつくるオンデマンド販売
得意なこと pixiv のユーザーに見つけてもらいやすい。匿名配送に対応。倉庫サービスなら注文が入ると倉庫から自動で発送される
入金 毎月1日〜月末で締め、翌月20日から5営業日以内に振込

ここが惜しい

  • 1件ごとに45円の固定額がかかるので、数百円の商品では手数料の割合が大きくなる
  • ショップのデザインはテンプレートの範囲内。サイト全体で世界観を出すのは難しい
  • 倉庫から発送する場合は、別に倉庫発送手数料(商品価格×2.5%+商品個数×25円)や保管料がかかる

2. SUZURI(スズリ)

画像をアップロードするだけで、Tシャツやアクリルスタンドなどのグッズを、在庫を持たずに売れるサービスです。

項目 内容
料金 グッズの販売に月額・手数料はかからない。販売価格は「アイテムの原価+トリブン(自分の取り分)」で、トリブンは0円〜最大5,000円で設定。振込時に振込手数料がかかる
デジタルコンテンツ 販売価格×5.6%+22円を引いた額がトリブンになる
コミッション 販売価格の10%が手数料
得意なこと 注文ごとに製造・発送されるので、在庫・梱包・発送の手間がない

ここが惜しい

  • グッズの値段は原価に取り分を乗せる形なので、原価の分だけ販売価格が高くなる。同じ値段なら、自分で作って売るより取り分は小さくなりやすい
  • つくれるのは SUZURI が用意しているアイテムの種類だけ。同人誌や手作り品を売る場所ではない

3. BASE(ベイス)

無料で始められる、自分のネットショップを作るサービスです。

項目 内容
料金 スタンダードプランは初期・月額0円、売れたときに決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%。グロースプランは月16,580円(年払い。月払いは19,980円)で決済手数料2.9%
売れるもの 物販が中心。「デジタルコンテンツ販売 App」を入れるとデータも売れる
得意なこと 「海外販売代行 App」など、Apps(拡張機能)で機能を足せる。あと払い・コンビニ・銀行振込・PayPay など支払い方法が多い
入金 申請から10営業日(「最速振込」なら最短当日)

ここが惜しい

  • お店は作れても、お客さんは自分で集める必要がある
  • 売れるたびに率と固定額(40円)の両方がかかるので、低価格の商品では手取りが減りやすい
  • デジタルコンテンツ販売 App はクレジットカード払いと PAY ID あと払いのみ、1ファイル1GBまでなどの制限がある

4. STORES(ストアーズ)

ネットショップに加えて、予約・キャッシュレス決済・POSレジまで同じ会社でそろうサービスです。

項目 内容
料金 フリープランは月額0円・決済手数料5.5%〜。スタンダードプランは月3,300円(年間契約・税込。月額契約は3,960円)・決済手数料3.6%〜
売れるもの 物販、ダウンロード商品(1アイテム1GBまで)、電子チケット
得意なこと 1件ごとの固定手数料がない。48種類の無料テンプレート。実店舗やイベントでの決済もまとめられる
入金 通常は翌月末。「スピードキャッシュ」を使うと最短翌日(別途手数料)

ここが惜しい

  • BASE と同じく、お客さんは自分で集める必要がある
  • 広告の非表示やメルマガ機能はスタンダードプランから
  • 実店舗向けの機能が多く、クリエイターには使わない機能も多い

5. Gumroad(ガムロード)

海外のファンにデジタル商品を売りたい人向けの、アメリカ発の販売サービスです。

項目 内容
料金 月額0円。自分のプロフィールや直接リンクからの販売は10%+0.5ドル。Gumroad のマーケット(Discover)経由で新しいお客さんが買った場合は30%
売れるもの デジタル商品・電子書籍・講座・メンバーシップなど
得意なこと 2025年1月から Gumroad が販売者(Merchant of Record)となり、世界各国の消費税・付加価値税の徴収と納付を代わりに行う

ここが惜しい

  • 料金はドル建てで、管理画面や案内は英語が中心
  • 1件ごとに0.5ドルかかるので、低価格の商品では手数料の割合が大きくなる
  • 国内のファン向けに日本円でグッズを売るなら、ほかのサービスのほうが向いている

海外販売の注意点は海外ファンへの販売で解説しています。

6. Citrushub Store(シトラスハブ ストア)

作品データと、依頼の受付枠を、自分の公式サイトから直接売るためのストアです(この記事を書いている BlueCitrus が運営しています)。

項目 内容
料金 出店料・月額0円。販売手数料5%+決済手数料3.6%。1件ごとの固定手数料なし
売れるもの ダウンロード商品(購入後すぐにダウンロード)と、依頼の受付枠(先払いで受け付けて、あとから納品)
得意なこと 購入者は会員登録なしで、商品ページからそのまま買える。購入者の記録は Citrushub CRM にまとまり、誰が何を買ったかを確認できる。特定商取引法の表記で住所・電話番号を非公開にする設定に対応
支払い方法 クレジットカード・デビットカード・Apple Pay・Google Pay

ここが惜しい

  • グッズなどの物販(在庫・発送)には対応していません。 同人誌やアクリルスタンドを売るなら、BOOTH・BASE・STORES・SUZURI のほうが向いています
  • 海外への販売には対応していません(国内・日本円のみ)
  • マーケットのような集客はなく、お客さんは自分のSNSや公式サイトから来てもらう必要がある
  • 手数料は率だけなので、3,000円以上の商品では BOOTH や STORES のほうが手取りが多くなる
  • コンビニ払い・銀行振込・PayPay などには、まだ対応していない

売りたいもの別の選び方

売りたいものから選ぶと
  1. イラスト集・素材・音源などのデータBOOTH(見つけてもらいやすい)、STORES・SUZURI(手数料が低め)、Citrushub Store(公式サイトから直接)
  2. 同人誌・手作りグッズ(自分で発送)BOOTH(匿名配送・倉庫)、BASE・STORES(自分のお店として)
  3. 在庫を持たずにグッズを売りたいSUZURI、BOOTH(pixivFACTORY のオンデマンド販売)
  4. 海外のファンにデータを売りたいGumroad
  5. データと依頼の受付枠を、公式サイトからまとめて売りたいCitrushub Store

1つに絞る必要はありません。たとえば、グッズは BOOTH や SUZURI、データと依頼の受付枠は公式サイトからというように、売るものごとに使い分けるクリエイターも多くいます。即売会と通販を組み合わせるなら即売会・イベント出展の準備も参考にしてください。

よくある質問

手数料がいちばん安いのはどこですか?

1,000円・3,000円のダウンロード商品をクレジットカード払いで売る場合は、今回比べた中では STORES のフリープラン(5.5%)がいちばん安くなりました(2026年10月時点)。ただし、決済方法によって率が上がることや、マーケット型のような集客がないことも合わせて考えましょう。

個人でも特定商取引法の表記は必要ですか?

ネットで販売するなら、個人でも必要になるのが基本です。マーケットを使う場合も、表示のしかたは各サービスの案内を確認しましょう。自分のショップやストアで売る場合は、住所・電話番号を公開しない方法を個人クリエイターの特定商取引法表記で解説しています。

データを売るとき、利用規約は必要ですか?

あると安心です。「個人での利用に限る」「商用利用の可否」「再配布の禁止」などを商品ページに書いておきましょう。書き方はデジタルコンテンツの売り方と利用規約で解説しています。

売上はいつ入金されますか?

サービスによって違います。BOOTH は月末締めで翌月20日から5営業日以内、BASE は申請から10営業日、STORES は通常翌月末です(いずれも2026年10月時点の公式の案内)。急ぎの場合は、BASE の「最速振込」や STORES の「スピードキャッシュ」のような、手数料を払って早く受け取れる仕組みもあります。

まとめ

  • 販売サービスは「マーケット型」「ネットショップ作成型」「直接販売型」の3タイプに分かれる
  • データもグッズも1か所で、集客もしたいなら BOOTH。在庫を持たずにグッズを売るなら SUZURI。自分のお店を作るなら BASE・STORES。海外向けのデータ販売なら Gumroad
  • データと依頼の受付枠を公式サイトから直接売りたいなら Citrushub Store。ただし物販と海外販売には未対応
  • 手数料の差は1件あたり数十円〜100円ほど。売りたいものと、お客さんがどこから来るかで選ぶのがコツ

参考資料

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