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「有償依頼、受けてみたいけど何から始めれば……」
有償依頼(コミッション)は、クリエイターの収益化の中でもいちばん始めやすい方法です。作品があれば、今日からでも受付を始められます。
この記事では、はじめて有償依頼を受け付けるときの準備、募集文のテンプレート、依頼サイトを使う方法と自分のサイトで受け付ける方法の違いを解説します。有償依頼以外も含めた収益化の全体像は、クリエイターの収益化の方法まとめで紹介しています。
有償依頼を始める前に準備する5つのこと
1. 受け付けるメニューを決める
最初はメニューを2〜3種類に絞るのがおすすめです。
- 例(イラスト):アイコン(バストアップ)/立ち絵(全身)/ちびキャラ
- 例(音楽):歌ってみたのMIX/オリジナル曲の作曲/BGM制作
- 例(動画):切り抜き動画の編集/サムネイル制作
メニューを増やしすぎると、料金表がわかりにくくなり、制作の負担も読みにくくなります。メニューが決まったら、依頼の料金表メーカーで料金表の画像を作れます。
2. 料金と納期の目安を決める
料金は「時間単価 × 作業時間」を土台に考えます。詳しい計算方法は依頼料金の決め方で解説しています。
納期は、今の自分のペースで無理なく仕上げられる日数に余裕を足して決めましょう。はじめのうちは、思っていたよりやりとりや修正に時間がかかるものです。
3. 見本(サンプル)を用意する
依頼者がいちばん知りたいのは「頼んだらどんな作品が届くのか」です。メニューごとに見本を2〜3点用意しておきましょう。過去の依頼作品を見本にする場合は、依頼者に掲載の許可をもらっておきます。
4. 規約(ご依頼にあたってのお願い)を書く
修正回数、使ってよい範囲、キャンセルのルールなどをまとめておきます。テンプレートは依頼の契約・利用規約で決めておくべきことに載せています。
5. 受付の上限を決める
「同時に受けるのは3件まで」「今月の受付は5枠まで」のように、受けられる量の上限を決めておきましょう。上限がないと、依頼が重なったときに納期を守れなくなります。
募集文テンプレート
SNSで受付を告知するときの例です。
【有償依頼 受付開始】
○月の有償依頼を受け付けます!
■ メニュー
・アイコン(バストアップ):○○円〜
・立ち絵(全身):○○円〜
■ 受付枠
今月は 5枠 です(先着順)
■ 納期
ご入金から 3週間 程度
■ 受付期間
○月○日(○)〜 枠が埋まり次第終了
■ ご依頼方法
プロフィールのリンクから、受付ページをご覧ください。
ご依頼の前に、規約をご一読ください。
見本はこちら ▼
(作品の画像)
募集文のポイント
- 料金は「○○円〜」と最低価格を書き、オプションは受付ページで説明する
- 受付枠と受付期間を書くと、「今頼まなきゃ」と思ってもらいやすい
- 見本の画像を必ず添える(文字だけの告知より目に留まりやすい)
- 依頼の窓口は1つに絞り、プロフィールのリンクから迷わず行けるようにする
依頼の受け方は大きく2つ
| 依頼サイトを使う | 自分のサイトで受け付ける | |
|---|---|---|
| 例 | Skeb、SKIMA、ココナラなど | 公式サイトの依頼フォーム、受付枠の販売ページ |
| 集客 | サイト内で見つけてもらえることがある | 自分のSNSなどから案内する |
| 手数料 | サービスごとに設定(依頼額の一定割合など) | 決済手数料・販売サービスの手数料のみ |
| やりとり | サイトのルールに沿って進む | 自分で決められる |
| 依頼者の情報 | サイトの中に残る | 自分の手元に残る |
| 自由度 | サイトの規約の範囲内 | メニュー・料金・規約を自由に設計できる |
依頼サイトを使う
依頼サイトは、支払い・納品・やりとりの仕組みがそろっているので、はじめての人でも安心して始めやすいのが魅力です。たとえば Skeb は、依頼者が金額と内容を決めて依頼を送り、クリエイターが承諾・納品する仕組みです。公式のクリエイターガイドラインでは、クリエイターが支払うリクエスト手数料は最大9.8%で、条件によって割引されると案内されています(2026年10月時点)。
依頼サイトごとに、手数料、依頼の流れ、修正の可否、使ってよい範囲のルールが違います。Skeb・ココナラ・SKIMA・pixivリクエストの違いは有償依頼サービスの比較で、1万円の依頼の手取りもあわせて比べています。使う前に、各サイトの最新の規約と手数料を確認しましょう。
自分のサイトで受け付ける
自分の公式サイトに依頼フォームや受付ページを用意する方法です。
- メニュー・料金・規約を自分で自由に設計できる
- 依頼者の連絡先が自分の手元に残り、リピートの案内もしやすい
- 企業からの問い合わせ窓口としても使える
一方で、支払いの受け取りや、販売する場合の特定商取引法に基づく表記などは、自分で用意する必要があります。特商法の表記で住所を公開しない方法は個人クリエイターの特定商取引法表記で解説しています。
両方を使い分けるのもおすすめです。依頼サイトで新しい依頼者と出会い、リピートしてくれる人や企業からの依頼は自分のサイトで受け付ける、という形です。
「受付枠」を商品として販売する方法
自分のサイトで受け付けるとき、手間を大きく減らせるのが依頼の受付枠を商品として販売する方法です。
- メニューを商品として登録する「アイコン1点」「立ち絵1体」など
- 依頼者が先払いで購入する依頼内容を入力して購入
- 購入された時点で受付完了制作して納品する
この方法なら、
- DMで料金や支払い方法を何度もやりとりしなくて済む
- 先払いなので、未払いの心配がない
- 受付数の上限を決めておけば、枠が埋まったら自動で受付終了にできる
というメリットがあります。
受付を始めたあとにやること
- 問い合わせには早めに返信する:返信が早いだけで、依頼者の安心感は大きく変わります(依頼の受け方)
- 案件を記録する:依頼者・金額・納期・入金状況を1か所にまとめる(案件管理入門)
- 納品後にひと言フォローする:リピート依頼につながります(リピート依頼を増やすやりとり術)
Citrushub Storeで、受付枠を公式サイトから販売
Citrushub Store では、「アイコン1点」「立ち絵1体」のような依頼の受付枠を、料金・納品の目安日数とあわせて商品として公開できます。
- 依頼者は、依頼内容を入力して会員登録なしで先払いで申し込めます
- 受付数の上限(例:今月は5枠)を設定でき、埋まったら自動で「受付終了」になります
- 受け付けた依頼は Citrushub CRM に「制作中」の案件として自動で登録され、納期も管理できます
- 特定商取引法に基づく表記も、販売者情報を入力するだけで用意できます
出店料・月額料金は0円、販売手数料は5%(別途、決済手数料3.6%)です。
まとめ
- 始める前に、メニュー・料金と納期・見本・規約・受付の上限を準備する
- 募集文には、料金・受付枠・納期・受付期間・依頼方法・見本を入れる
- 依頼サイトは始めやすく、自分のサイトは自由度が高く依頼者の情報が手元に残る
- 受付枠を商品として先払いで販売すると、やりとりと未払いの心配が減る

